スリランカのチップ・サービス料・税金事情

スリランカはチップの風習はありません。
全体的にほのぼのしていて昭和50年代の日本という印象を受けます。ローカルレストランでは、渡そうとしても恐縮してチップを断るところもあります。
しかし、コロンボなどの大都市やリゾートは別世界で21世紀です。 また、接客は価格と正比例するので、都会的なスマートなサービスを受けたいのであれば、西洋式にチップを渡すこともあります。
渡しても渡さなくても、と言われると困ると思うので、だいたいの目安をまとめてみました(ガイドブックにもあまり書いてなかったので)。かなり主観的な意見ですのであしからず。


トイレ:
チップは不要です。空港ではチップを渡さないように壁に書かれていたりします。ただし、観光地のトイレや、ローカルの外国人用レストランなどはチップを要求されたり有料のところもあります。20~50ルピー程度が多いですが、設備が整っていると100ルピーくらいの場合もあります。それ以上はトラブルの元ですのでやめた方がよいです。

レストラン:
地元の人が行くような現地感たっぷりのカレー屋さんはチップもサービス料も税金もかかりません(むしろ断られるので)。 外国人が来るような洋食系のレストランやカフェ、ホテルのレストランはサービス料と税金10パーセントがかかるので、メニュー表示価格の2、3割増しの合計金額になります。支払い時のレシートにサービスチャージが載っていればチップを2重に支払う必要はありませんが、どうしても素晴らしいサービスにお礼を表したいということであれば、数十~数百ルピーをお釣りから残していけば気持ちは伝わると思います。

ホテル:
ツアーでなく個人で予約すると、金額でトラブルになることがよくあるようです。というのも、ホテルはサービス料と税金がかかり、表示されていたお部屋代の3割増しくらいになるからです。予約時にはサービス料、税金を確認して、予約後はバウチャーを用意しておくことをおすすめします。また、ベルボーイさんへのチップは不要ですが、渡すのであれば100ルピーくらいかと思っています(必須ではないですが5つ星ホテルでは渡す人が多いので、渡した方がスマートです)。枕元に置くチップも、不要ですが置くのであれば100ルピー程度かと思っています。(「忘れ物ですよ!」と言わんばかりにたまにきちんとサイドテーブルにおいてあることもあります)

ドライバー付きレンタカー:
個人旅行ではドライバー付きでレンタカーを借りることもあるかと思います。
こちらもチップは不要ですが、とても素敵な場所に連れて行ってくれたり、トラブル時に助けてもらったりと、お礼がしたいのであれば、最終日にまとめて渡すのがスマートです。だいたい500~1000ルピー×日数くらいでしょうか。あくまでも目安ですし、気持ちですので(そもそもチップはなくても大丈夫)、自分の財布の中にある1000ルピー札の枚数によることもあります。

スリーウィーラー(トゥクトゥク):
チップは不要です。スリランカは比較的治安がよいですが、スリーウィーラーだけはぼったくり遭遇率が高いので、まずはそちらを注意したいです。ですが、運よく良いメータードライバーに出会えたのであれば、端数を切り捨てることが多いです。メーター表示が174ルピーだったら200ルピーでお釣り不要、など。逆にお釣りを持っていないと言われることが多いので、100ルピー札と50ルピー札がお財布に複数あることを確認してから乗車したいです。どうしてもチップを渡したいのであれば、100~200ルピーくらいでしょうか。(コロンボでちょっと移動するくらいなら、運賃は200ルピー以下、ちょっとかかっても300ルピー以下なので)


上記はあくまでも経験からの私の個人的な意見です。
特別サービスをしてもらってどうしてもお礼がしたい、という場合にチップを渡すのも良いと思いますが、チップを渡すときは必ずお礼の言葉を大げさなくらいに添えた方が、受け取る方も気持ちよく受け取れるかと思います。

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