Heritance Kandalama - Dambulla  ヘリタンス カンダラマ

スリランカめぐり|Heritance Kandalama - Dambulla  ヘリタンス カンダラマ
Heritance KandalamaはGeoffrey Bawa(ジェフリー・バワ)が設計したスリランカで最も有名なホテルです。スリランカ旅行を考えたことがある人ならば岩山にの中にある草木に覆われた建物の写真をみたことがあるのではないでしょうか。

ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ 樹木に覆われたシギリヤウイングを庭から
これです。ここに来たかったのです。
私は初めバワについて知らなかったので、わざわざバワホテルでなくてもよいと思っていましたが、Lighthouseに泊まって完全にバワ信者となってしまいました。そして信者として絶対に行くべきメッカのような存在がこのHeritance Kandalamaです。(バワについてはちょっと検索しただけで、膨大な記事が出てくる上に、他の信者たちがとても細かく説明してくれているのでここでは割愛します)

Heritance KandalamaはDambullaの石窟寺院から車で20分ほどのところにありますが、途中から舗装されていない赤砂の道になるのでちょっと不安になります。不安になりつつも看板に従い車を走らせ、ホテル入り口の舗装された車寄せの坂を上っていくと岩がむき出しのレセプションが現れます。この岩盤は上階にあるプールや奥のカフェまで続いています。
ちなみにこのレセプションがあるのが5Fなので、フロアの数え方がちょっとややこしいです。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ レセプション
ホテル入り口。右手にレセプション、おじさんの先にカフェに通じる廊下があります

岩肌剥き出しの廊下を抜けると開けたホールにでます。カーブした廊下で先が見通せないので、開けたホールにでたときには「わお!」と感動もひとしおです。
そしてカフェからインフィニティプールが望めます。ホテル内にはプールは3つあり、このカフェから見える5FのインフィニティプールがKACHAN POOLです。そのひとつ上のフロアの6FにはKALUDIYA POOLがあり、このプールの底にはレセプションから続く岩盤が覗いています。ギザギザした複雑な形状ではありますが、幻想的なお庭もあり、ホテル説明文のとおり3つのプールの中で一番ロマンティックなプールです。なお、KALUDIYA POOLとKACHAN POOLは岩山伝いに小道があり、行き来できます。
最後のプールは少し離れたDambulla Wingの端にあるRASHMEE POOLです。こちらは3つのプールの中で一番大きなプールです。午後には猿の群れがやってきたりもします。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ。カフェから望むKACHAN POOL
カフェから望むKACHAN POOL
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ。KALDIYA POOLから望むKACHAN POOL
上階のKALDIYA POOLから望むKACHAN POOL。きれいです。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ。KALDIYA POOL
KALDIYA POOL。右手にまだ続いてます。左手には岩盤が水中に見えます。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ RASHMEE POOLとDambulla Wing
RASHMEE POOLとDambulla Wing。たくさん泳げます
6FのKALUDIYA POOLからはSigiriyaのLion Rockが貯水湖の向こうに見えます。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマから見るLion Rock
他の場所からも見えますが、KALUDIYA POOLからが一番見易かったです
お部屋は今回角部屋で大きな窓だったのでとても眺めがよかったです。ところどころに見えるしなだれた枝葉がバワワールドへと誘います。Dambulla Wingのお部屋でしたが、Sigiriya Wingはもっと緑に埋もれていそうです。
落ち着いたインテリアで寛げますが、猿が入ってこないよう窓は必ずロックするようお部屋係さんに言われます。バスルームはランドリーボックスや台があって着替えたりしやすかったです。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマのお部屋
湖が一望できます。夕日もきれいでした

ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマ バスルーム
中央がシャワーブースで据付型シャワーです。ロールカーテンで目隠しできます
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマの猿
気配を感じるとテラスに猿が。攻撃的ではないですが、動じません
プールとお部屋のチェックが終わったらホテル内の探検です。端から端まで行こうとするとかなり広いですが、要所要所にアート作品があったり、借景が絶妙だったり、建物自体が岩山に組み込まれていたりと不思議な空間が広がっていて飽きません。
レストラン近くの階段からお庭に降りるとSigiriya Wingの外観が眺められます。当初の計画ではSigiriya Wingは今より東に長いデザインで仏僧施設の境内にかかってしまったらしいため、Sigiriya Wingを短くして南西に延びるDambulla Wingを造ったといわれています。
やがて自然に還るというバワ自身の言葉があるそうですが、その日も近いと思えるくらいジャングルな建物です。
ジェフリー・バワのヘリタンス カンダラマのSigiriya Wing
Sigiriya Wing。短く刈られている庭の芝と対照的です
庭の反対側から上と同じSigiriya Wingを撮影。埋もれています
レストランの庭から望むSigiriya Wing。中央の四角がそうですが、撮影した自分でも見分けがつきません

レストラン隣の6Fロビーからの眺めも素晴らしい

レストラン近くの庭からのびる湖へ通じる道も探検してきました。Kandarama貯水湖の畔を散策できます。この近くは生息する動植物の種類が豊富だそうで、サギや猿や孔雀をみかけました。ホテル近くでは飼育されている象も見かけましたが、象とお散歩オプションをレセプションで見かけたので、申し込めばきっとこの象さんと湖を散策できるのでしょう。

木々のトンネルを抜けると湖だった。の図
湖の畔は芝で覆われているので歩き易いですが、木陰はあまりないので朝夕がおすすめです
6Fにビュッフェレストラン、7Fにアラカルトのレストランがあります。今回はビュッフェでしかお食事をいただいていませんが、なかなか賑やかだったので静かな記念日などを目的に訪れた方は7Fもよいかもしれません。ビュッフェは洋食とスリランカ料理で、種類も豊富で美味しかったです。ブレッドコーナーにオーブンがあってそこでクロワッサンが焼かれていたのでつい食べすぎてしまいました。

24年前の1994年に建てられたホテルなのでシャワーブースから少し水が漏れたり、ジャングルなのでお部屋にアリンコが登場したりと多少の難はありましたが、それを差し引いても宿泊できて非常によかったと思える唯一無二の存在感のあるホテルでした。とても期待して行ったのでハードルが上がっていたと思いますが、十二分に期待に応えてくれたホテルでした。

Heritance Kandalamaは、スリランカを訪れる全ての方に時間と費用を多少無理してでも最低2泊はおすすめしたいホテルです。

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